これについては、友人のジェイソンが2020年にディープスター・クロノグラフ・リ・エディションをレビューした際に詳しく紹介している

もう一つの魅力的な要素は120クリックで作動する両方向回転ベゼルだ。セラミックベアリングを採用したこのアクションは滑らかでありながら手触りもよく、2000ドル以下の時計に求められるものよりもワンランク上のものだと感じた。特徴的なベゼルの目盛りはオリジナルのディープスターと同様、マーク・ジャシンスキー(Marc Jasinski)がデザインしたもので、ダイビング中にダイバーの体組織内に蓄積される窒素を管理するための機能的な方法として開発されたものだ。ダイブコンピュータがなかった時代、ダイバーは潜水時間だけでなく、ダイビングとダイビングの間にどれだけ上にいたかを記録しなければならならず、これをダイバーはサーフェスインターバル(surface interval)と呼んでいる。

ゆっくりと上昇して安全停止を行い、必要な減圧を行うことは安全なダイビングの一部だが、同じ日に再びダイビングをする場合は一定の時間を空けないと1回目のダイビングで体内に残留した窒素が戻ってくることになり、理論的には恐怖の潜水病を引き起こす可能性が高くなる。

ジャシンスキーは2回目のダイビングを安全に計画できるように、フランス海軍の潜水表(60年代後半のダイビングキットに含まれていたもの)を参考にして、一定の浮上間隔を考慮したディープスターの特徴的なベゼルをデザインした。これについては、友人のジェイソンが2020年にディープスター・クロノグラフ・リ・エディションをレビューした際に詳しく紹介している(ヒント:これは一読の価値あり)。要するに、これはスクーバダイビングにおける計算尺のようなものだ。

僕は歴史的に正確ではない伝統的なダイビングベゼルを選びたいと思っていたが、ディープスターⅡの外観は信じられないほどすばらしくオリジナルにかなり忠実であり、正しい判断であったと認めざるを得ない。ましてや、この時計を唯一のボトムタイマー(潜水時間タイマー)としてダイビングに持ち込むオーナーはほとんどいなだろう(メインにはコンピュータを使ってほしい)。アクションはすばらしく、ピザを食べるのにも十分使えるし、鏡面仕上げと奇妙なスケールはアクアスターのルーツに深く関わっていると感じる。

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