買取価格上昇中のオメガ腕時計
それでは、ロレックスやパテックフィリップなど有名どころ以外の、買取価格上昇中の腕時計ブランド・モデルをご紹介いたします。
まずはロレックスと並んで国内有名時計メーカーの二大巨頭を成すオメガ。
初めて購入した腕時計がオメガだった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オメガも比較的、高額買取ブランドとして有名でしょう。
人気があること、そして高品質で長持ちしやすいという、前述の「高額買取されやすい特徴」をコンプリートしています。
しかしながらオメガは、実は製品によって査定額にバラつきがかなりあります。
この理由には、派生モデルの豊富さが一つに挙げられるでしょう。
そこで、高額買取対象のシリーズ・モデルと、2019年3月現在、当店で買取したモデルから算出した買取相場をご紹介いたします。
オメガ シーマスター アクアテラ
買取額が上昇しやすいのは、一般的には「定番モデル」で、奇抜な派生モデルなどは売れづらい傾向にあります。なぜなら物珍しさがあるデザインは一過性の人気で終わりやすいためです。
定番モデルで今買取額が高騰中なのは、定番の中でもさらにド定番と言えるシーマスター アクアテラ。
オメガ シーマスター アクアテラ
シーマスター アクアテラ クォーツ 231.10.39.60.06.001 / コーアクシャル マスタークロノメーター220.10.38.20.03.001
アクアテラはもともと、「最初のオメガ」といった立ち位置でした。
そういったエントリーモデルが高額買取対象になるのは、珍しいことです。しかしながらオメガ自体の人気、そしてアクアテラの「定番」であることの良さが需要集中に一役買っているのでしょう。
また、シーマスター300も、やはりオメガの中で一番人気&ド定番だけあって、買取相場は比較的高額です。
つい一年ほど前まで、新品並行品は30万円前後で売られていました。その頃買った方で、状態が良ければ購入金額に対する買取率は約60%~を実現できるのです。ロレックスとも遜色ない上昇を遂げていると言っていいでしょう。
オメガ シーマスター
212.30.41.20.01.003 / 212.30.41.20.03.001
さらに、2017年に初代シーマスター復刻としてリミテッドエディションで誕生し、翌年よりレギュラー入りした233.30.41.21.01.001は当店の販売部門では品薄にもかかわらず入荷待ちのお客様が多数いらっしゃる状態です。そのため、特に強化している一本で、高額価格をご提示させていただいております。
ステンレス製の、シンプル機能のスポーツウォッチとしては、非常に高値となります。
オメガ シーマスター
一方でこういった定番モデルの他に、定価を超える「プレミアモデル」が存在します。
映画『007 スペクター』(2015年公開)の記念モデルとして発表され、実際にジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ氏が身に着けたシーマスター300 233.32.41.21.01.001です。
オメガ シーマスター
オメガは確かに高額買取されやすいブランドのうちの一つですが、ロレックスやパテックフィリップのように定価を大きく上回るプレミアモデルというのはあまりありません。
しかしながらこちらは一時100万円を超える販売価格で売り出され、今なおその人気を保ちます。
「定番モデル」ではありませんが、デザインがオーソドックスなこと。加えて映画内でダニエル・クレイグ氏がかっこよく着けこなしたことで、世界各国での需要が高まりました。
店舗にもよりますが、60万円~80万円超えと、オメガの買取としては異例の買取相場をたたき出しています。
オメガ スピードマスター
シーマスターと並んで定番であるスピードマスターも、非常に高い買取相場と言えます。
最も有名な311.30.42.30.01.005、および311.30.42.30.01.006は特にその傾向が目立ちます。
ここ1年の新品並行品の販売額が約37万円~であることを鑑みると、購入金額に対する還元率は現在の80%近くということになります。
オメガ スピードマスター
311.30.42.30.01.005 / 311.30.42.30.01.006
購入時の金額の8割近くが戻ってくるなんて、やはり高級腕時計ならではですよね。
高級時計が投資対象になる現在の風潮もうなずけます。
なお、オメガは既に相場自体が上がっていますが、需要が集中しすぎて、販売店では常に品薄状態。入荷しても即完売のため、当店でも在庫確保に必死です。
このような現状のため、今後もオメガはまだまだ買取価格は上がり続けていくのではないでしょうか。